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スパイスボックス(神田)

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実はカレーの違いがよくわからない。 インド風であろうと、 欧風であろうと、 あるいは家庭料理の延長であろうと、 一定の水準を超えたものであれば、 どれもが充分うまいと感じる。 だからわざわざ計画を立ててカレーを食べることもない代わりに、 毎日カレーを出されても耐えることができる。 以前このブログに書いたこともあるが、 鎌倉の海の家でバイトをしていたとき、 昼食は毎日カレーだった。 仲間は悲鳴を上げていたが、 自分はそこまで苦痛ではなかった。 よほど相性がいいのかもしれない。   神田は「カレーの聖地」と呼ばれることがあるらしく、 適当に店に入っても、 期待を裏切られることはこれまでなかった。 先日内神田を歩いていたら、 どこからともなくいいにおいがしてきた。 短い行列があったので、 最後尾に並んだら、 「スパイスボックス」という、 南インド料理の専門店だった。 用意されたメニューの中から、 自分の好きなカレーを選べるところがありがたい。 写真のミールセットは、 カレーと野菜の煮込み料理をセットにしたもの。 これだけ種類があって、 1,800円はお値打ち価格といえるだろう。   本当の酒飲みは、 酒の種類を選ばないものだ、 と聞いたことがある。 アルコールであれば何でも、 というのが本当の酒好きであって、 銘柄にこだわっているうちは、 素人も同然である、という説がある。 これにならっていえば、 自分はカレーのマニアなのかもしれない。 油で炒めた食材をスパイスで煮込んであれば、 分けへだてなく愛することができる。 鈍いといえばそれまでなのだが、 そんな自分であっても、 「スパイスボックス」のカレーにははっとさせられた。 昼食の時間をとっくに過ぎても、 次から次へと客足が途切れることのない店だった。

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